事業研修委員会 2011年度 技術見学会「湖南アルプスの工場と美術館」報告書 2011.07.22

 

 今回の見学会は、東部より本会委員で熱海の山田様、御殿場の上村様、小笠の杉山様、志太の谷澤様の、西部ブロック以外の方が4名参加での総勢36名で見学に行ってきました。賛助会の綿半鋼機の恒川様、中谷様の案内で滋賀県湖南市の日鉄住金鋼板株式会社の見学を午前中に行いました。

外壁パネルの断熱・不燃材で心材がウレタン系と、不燃材で心材がロックウール系の2種類の製造工程を見学しました。金属断熱サンドイッチパネルは、1971年にドイツから技術を導入し、生産開始。

2枚の鋼板を成型加工し、その間に断熱材を挟みこんだ、サンドイッチパネル型の建材です。意匠性も高く軽量でありながら、優れた断熱性、強度、防・耐火性を併せ持っています。工場や倉庫をはじめ、ビル・公共施設・住宅など施主・設計者の多彩なニーズに応える、外壁・屋根・内装材をラインナップ。

「イソバンド」「エスガード」「イソダッハ」は抜群の省エネ効果を発揮する建材として高く評価を受けています。ウレタンフォームの発泡剤は2008年夏にフロンを全く使用しないHC(ゼロフロン)に切り替え、時代のニーズに対応し地球環境にも配慮した次世代基準を追及しています。

 

 

・  ライン工場見学、コイルになった鋼板を平らに伸ばして、鋼板を上下に置き中にウレタン・ロックウールを挟みこんでサンドイッチパネルにします。

 

 

・ 昼食は和食処でいただき待ちに待ったビールで乾杯をしました。

 

 

・  午後からはMIHO  MUSEUMを見学しました。 

・  1997年11月湖南アルプス山中に誕生しました。建築設計は、パリ、ルーブル美術館のガラスのピラミッド、ワシントンのナショナルギャラリー東館などで知られる、I・M・ペイ氏によるものです。



 

  建築家  I・M・ペイ

「日本の昔の建築家は、土地と建物、そして景観を調和させる、そういったフィーリングを持っていました。もちろん、わたしは真似はしたくはありません。しかし、日本人の心、文化、伝統を尊重したいと強く思いました」

・MIHOでは、古代エジプトの絵画・彫刻を見学、他に古代ローマの庭園や風景を壁画にしたり床に描いたりしたところもありました。古代ペルシャ帝国の彫刻・ペンダント。中国古代の青銅器で楽器や装身具・飲食器・ランプスタンド・馬車金具などとても珍しい物ばかりでした。

 

帰りは皆さんアウトレットでお買い物ツアーでした。

 


また、恒例により行き帰りのバスの中では、安達さんのDVDの視聴やクイズなどとてもにぎやかくすごすことが出来ました。今回の見学会では、東部・中遠・小笠・志太の会員さんと触れ合うことが出来、大成功ではないかと思います。

                                                                                                  報告者  事業研修委員会  鈴木三雄